実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
即日の香奠返しについて
2015年3月27日 12:34
今までは香奠返しは忌明けに行うもので、49日の法要で、納骨されることが一般的でした。
「・・・皆様のお力添えのもと葬儀を終え、納骨も無事にすみました。・・・」という報告も含みます。
ですので、忌明け時に香奠返しの品物を送ります。
当家によっては、日程の都合やお寺や家族の事情で35日を忌明けにされる方もおられます。
しかし近年では、改めて香奠返しを行うのが手間ということもあり、1万以下でしたら2000円~3500円くらいの品物を、即日返しということで葬儀当日にお返しする品物で終わらせる方が増えてきました。
(余談ですが、昔は葬儀後にお返し物の業者が、どこで情報を入手するのか分かりませんが、当家へ返礼品の押し売りの訪問や電話がよくありました。最近では個人情報ということで、あらゆるところでシャットアウトしていることと、即日返しが増えたということで、当社の方へよせられる困ったという問い合わせが減りました。)
川崎では、家族葬で葬儀を行う当家の場合はそれぞれですが、通常に通夜・葬儀を行い、一般会葬者にお声掛けをする当家の場合には、即日返しにする方が増えたのは事実です。
即日返しがこれからも増え続けるのかというとそれは分かりません。
(また余談ですが、家族葬で行う当家には、4時又は5時から通夜をする方もいらっしゃいます。昔は、6時又は7時からというのが一般的でしたが、会社関係や、一般の方が来られない家族葬で行う場合には、4時や5時からお通夜をする方が、良いのかもしれません。実際に、当家のご年配の親族の方からは早い時間の通夜で良かったという声を聞きます。それも葬儀文化の創造なのですね。)
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