実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
一つの仏壇に異なる位牌・・・嫁ぎ先の仏壇に自分の先祖の位牌を?
2019年4月30日 13:00
一つの仏壇に異なる位牌(法名、戒名等)が入る場合は、
お寺様に事情を話し相談された方が良いでしょう。
位牌をそのままにする場合や、改めて戒名や法名を頂くこともあります。
嫁ぎ先など、その家の仏壇に入れて頂けるということは、
別の宗派であるということよりも有難いことであると思います。
受け入れて頂けるということに感謝し、一緒にして頂けた仏壇に手を合わせることは、
良いことであると思います。
考えるとすれば、
一つの仏壇に二つの宗派が混在することになった場合のお盆供養の仕方についてです。
宗旨によっては盆飾りをしないこともあるので、それぞれ別であれば宗派を確認し、
お飾りをされてはどうでしょうか。
宗派別にお寺様を自宅に呼ばれてお経をして頂くことはせず、
お盆供養をする宗旨であれば、行う側の気持ちの問題ですので、
どちらか一方で良いと思いますが、家族と相談し納得される方法が良いと思います。
お盆の時に自宅にお寺様をお呼びになられる当家も少なくなってきたように思えます。
お寺様にお聞きになりお盆供養を行われると良いと思います。
宗派を統一して同じ仏壇に入れるということもありますが、
その場合、どちらかの宗派がなくなってしまうという考え方よりも、
ご供養するという気持ちの持ち方が大切なように思います。
どちらの宗派が良いとかというのはないと思います。
今まで信仰していた宗派ではなくなるということを気にされるよりは、
一つの仏壇でお互いに供養しましょうという思いが大切です。
お互いのご先祖様に感謝して宗派問わず供養を続けていくことが大切なことであると思います。
仏壇をどうするか・・・
形も大切ではありますが、手を合わせ、そこに気持ちをよせること、
それがまずは何よりも先にあることではないかと思います。
遠方であっても手を合わせています。
いつも見守って頂いていることに1日の感謝をしています。
そして明日また頑張りますと・・・。
毎日繰り返します。