実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
故人様らしさの現れるエンディングドレス。選ぶ際に気にかけたいこと
2018年1月26日 09:05
死に装束としては、白装束が一般的です。
当社では、高級仏衣以外は白装束を使用しております。
しかし、近年では終活としてご自分のエンディングドレスをご用意されたり、
ご家族がご用意されるケースもございます。
故人様が着ていた物や、ご家族や知人の方々がご用意された物に着せ替えることは、
基本的には可能です。
しかし、サイズ合っていなかったり(闘病生活で浮腫みが激しい等)、
故人様の状態が著しく良くない場合は着せ替えが厳しい場合もございます。
デザイン的には問題ありませんが、故人様に合ったサイズが好ましいでしょう。
薄すぎて透けてしまう素材や、縫製の弱い物は破けてしまったり切れてしまうので
好ましくありません。
実際、ご要望の元で、ご家族様が用意された物に関しましては(洋服やスーツ等)、
仏衣よりも故人様らしいと大変喜ばれております。
参列された皆様もそういう感覚を感じとられていることでしょう。
ご家族様のご要望の元に決めて行いますので、白装束でなかったことによる、
ご納棺の際のトラブルはございませんし聞いたこともございません。