実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
葬祭ディレクターとはどのような資格?
2020年2月11日 17:37
葬祭ディレクターにおまかせください、などという宣伝を見たことがありますか?
葬祭ディレクターの資格制度は、葬祭業界に働く人にとって必要な知識や技能のレベルを審査し、
認定する制度です。
葬祭業界に働く人々の、より一層の知識・技能の向上を図ることと併せて、
社会的地位の向上を図ることを目的としています。
高齢社会を迎え、葬祭業務の社会的重要性が高まるとともに、葬祭サービスが、
消費者の身になり、消費者の視線に立っての、細やかで専門性をもったものであることが求められています。
葬祭サービスを提供するに相応しい人材であるかを、
総合的かつ客観的に評価する本制度が重要な役割を担っています。
葬祭従事者に求められることは、年々より深く、広くなっています。
亡くなった方の尊厳を確保すること、
個々のご遺族の亡き人を弔う気持ち、
意向を大切にし、深い悲嘆にあることを理解すること、
かつ文化・宗教への適切な理解をもって、弔いができるよう専門家として支援することです。
よりいっそうホスピタリティに富んだ、上質で倫理性が高いサービスを提供できる人材育成が求められています。
1級でも2級でも資格を保持されているスタッフは、
その知識や技術が備わっている証であると思います。
葬祭ディレクターの資格を持っているスタッフさんがいるということは、
葬儀社選びのポイントの一つになります。