実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
コロナ禍での葬儀
2021年1月28日 12:05
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京・神奈川では再度、緊急事態宣言が発出されました。
このようなコロナ禍で、通夜を行なわず1日だけの葬儀を行う当家もいらっしゃれば、焼香時間を早めて、しっかり焼香やご弔問の方にご挨拶をされたいという当家の方もいらっしゃいます。
どういった葬儀をするにしても、そのご家族の考え方や思いを形にした方が、後悔しないと思います。
私事ですが、1回目の緊急事態宣言が解除後の6月に祖母の通夜葬儀を致しました。
この現下なので、心配ではありましたが、一般の方から、お焼香とお別れをしたいというお言葉を頂き、通夜は18時からでしたが、一般の方のお焼香とご拝顔は16時から行いました。
また、その間お経の代わりに生演奏を行いました。完全な感染予防対策の上で舞台を設営し、ビニール、除菌液入りの加湿器、その加湿器にライトを当て出ている量の確認、定期的にウィルスバスターの除菌機を噴射等々。
実質約300名程ご弔問に来られましたが、一切密にならいようにし、ご弔問られた皆様にご迷惑をお掛けしないように。また、ゆっくりお別れできるように致しました。
通夜の席は「チョイスグルメのギフトカード」を全員に配布し、お清めのお酒やワインやビールをお持ち帰り頂き、通夜の席の代わりとさせて頂きました。
自社ホールでは様々なことに融通がききますので、当家の希望に沿いながら施行できます。また、市の施設ホールなどでは、その決まりや規定通りに行う必要がありますが、その制約の元、予防対策をした中で葬儀を行っております。
コロナ禍でも、しっかりと、後悔しない、また想い通りの葬儀ができることをぜひ知って頂きたいと思います。
余談ですが、以前の自宅施行や集会所施行をしていた時代に、このような状況になっていたら、どういう葬儀にしたかと考えたりもします。
私は当時、幕張りが大好きでしたので、除菌入りの幕で、銀敷きして、天張り、バック、蛍光灯、横幕、水引装飾を施し、縁側からの焼香なので換気も充分で、焼香の列も間隔あけ、受付所を少し離し、清めは作らず・・・。昔でもしっかりと対策を整えただろうなと思っています。
一度きりの葬儀です、当家の不安を安心に変えて、故人様の尊厳を守る葬儀を、後悔のない葬儀を行うお手伝いをさせて頂きたいと思います。
心配や不安があれば、ご連絡ください。