実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
喪主と施主は違う? どのように決めればいいですか?
2022年9月14日 14:54
「喪主」とは葬儀をする上での遺族代表ということになり、「施主」というのは金銭面も含め葬儀の段取りなどを総合的に取り仕切る代表となります。
「喪主」は配偶者の方がなられることが一般的ですが、いらっしゃらない場合は、長男、長女等お子様が喪主になるケースが多いようです。お子様もいらっしゃらない場合は、血縁関係の近い方から決められることが多いようです。
また、長男長女とは限らず今まで面倒を見ていた方が喪主を務めることもありますので、その当家の判断によるところがあります。
喪主になる方が高齢の方でいろいろなことを判断し辛い場合、形式的なことだけになってしまいますが、あくまでも配偶者を喪主で立てて頂き、施主ということで、長男長女の方が務め、取り仕切るとこもあります。
社会的に配偶者の方より、息子様、娘様の方が知られていたり、会葬者で息子様、娘様の会社関係の方々が多く参列されるケースなども喪主様は配偶者で、お子様が施主ということで立たれることがあります。
一つの例ですが、喪主はお連れ合い様で、喪主と並べて特に施主とは表記せず会葬礼状にお子様をのお名前を記載される当家もおります。
どちらにしても、高齢でも配偶者がご健在であるのに喪主になられないと、ご逝去されたと思われることがありますので、やはり先に両親を立てて頂いた方が自然だと私は思います。