実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
家族葬や直葬(火葬のみ)が増えつつある今、思うこと
2019年3月26日 10:00
何年も前の、私の葬儀の先生である天野さん(元葬文研、現在の日本葬送文化学会)に、
聞いたことがありました。
「おい、原君、昔は直葬ではなく直送だったんだ。戦争時、亡くなられた方をすぐに火葬場へ送ることであった。」と...
うん十年前、私が京都の丁稚奉公から戻った時は、自宅や町内会館、
自治会館、寺院で施行することが主流であり、
だいたいは自宅施行でも200人くらいの会葬者の準備をするのが普通でした。
道路にテントを張り、花環を立て・・・
幕張りなんて私は京都でしっかり覚えたので、得意になって天張りから始まり、
張りまくった記憶があります。(今でもバック幕や水引きを見るとうずうずします)
その後、寺院に併設される式場が増え、火葬場に併設する式場や葬儀ホールが増えてきました。
家族葬も増え、今は直葬も増えています。
その内、ここ川崎でも香典辞退が慣習になるのではないかと、いろいろと考えることが多くあります。
時代の変遷というのはすごい速さで、またそれがすぐに馴染んでしまうんだなと思ってしまいます。
万が一の話しですが、もしも火葬場が24時間365日稼働していたら、
葬儀文化はどれほど変化するのかと思うことがあります。