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実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。

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臨終から納棺までの流れ

2023年4月20日 14:24

核家族化が進み、身近な方が亡くなってから葬儀まで、遺族はどのようなことをすればよいかわからないことでしょう。臨終から納棺までの流れをお話しします。
ご逝去される場所にもよりますが、病院や施設の場合は看護師さんに清拭(エンゼルケア)して頂きます。自宅で死亡された場合は、死亡診断書を書いて頂いてから、看護師さんに清拭(エンゼルケア)して頂きます。

ご逝去された際に、仏式では末期の水(コップに水を入れ、割り箸の先に脱脂綿を丸める)を用意し、故人様の口に当てます。その場にいらっしゃる看取られた家族の方に順番に行って頂きます。

口に当てる量は少し湿らせる程度が良いでしょう。浄土真宗な宗派によって行わないこともあります。

亡くなれる最期は肩や口で呼吸してらっしゃると、喉が渇いていないか心配になる方もおられ。末期の水というのは、言い伝えよりも実際間近にいるとそう思います。

病院や施設では新しい浴衣のご用意を頂いて、可能であれば、身繕い(お着替え)して頂きます。
病院や施設で行わない場合は、ご希望で湯灌や死化粧、お着せ替えは葬儀社が納棺の時に行います。

 

「余談ですが、昔はご自宅でご逝去された際、逆さ水(水を入れてからお湯を入れる)を洗面器に入れ、タオルを浸して、家族に順番に御足から拭いて頂き、最後西向きに水を流しました。

とても懐かしく思い出します。

その後、故人様の廻りに簡易幕を張りました。自宅施行の場合は、さらに綺麗に部屋を幕で装飾しました。
(天張り、家紋幕、シャンデリア、ブルマー、包み張り等々)
話しを戻しまして…

ご遺族様のご希望に添い、そのまま自宅にご安置する場合と、当社のコールドルームの霊安室に移動することもあります。自宅にご安置した場合は、ドライアイスのお手当てをさせて頂き、宗教宗派によりますが、胸元に魔除け刀を置き、仏式、神道、キリストなど宗教に合わせて葬具をご用意致します。

各葬儀社の会社方針によるところですが、当社ではご要望がない限りエンバーミングの斡旋はしておりません。

また安置してもすぐに納棺することはございません。ご遺族様の都合や要望の日時に合わせて納棺の儀を行います。立会いの都合がつかない場合、代行納棺をさせて頂くケースもあります。
ご逝去後の一連のおおまかな流れですを説明させていただきました。

ご不安な点等ございましたら、お問い合わせください。

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