実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
思い出の品を仏壇に? 仏壇に入れるものと控えたいもの
2018年10月24日 14:25
本来仏壇は仏様(ご本尊)を祀り礼拝する場所です。
仏壇の中に入れるのは、その家の宗派のご本尊とお位牌です。
それらに敬意を払うことを主眼にすると、故人様やご先祖様の生前の物は仏壇に置かないで、
他の場所に置かれた方が宜しいかと思われます。
しかし中には、上記の内容に理解があった上で、
偲んで仏壇に置かれている方もいらっしゃるようです。
またステージ型の仏壇で、ご本尊を置かず、
写真や手元供養品(遺骨)を置く対象とした考えの方もいらっしゃいます。
その他、仏壇に置きがちなものとして、
寺院のお札については、仏壇引き出しの収納に入れて頂く方が良いと思います。
宝くじ、受験票、現金など、個人のお願いごとや貴重品を置くのは、
本来礼拝したり供養する場所なのでいかがでしょうか。
仏壇はご本尊を祀り、ご先祖様が家族を見守られている場所ですので、
仏壇上部や仏壇の上にも物を置くことはやめた方が良いと思います。
最近では、仏間に大きな遺影写真を飾る方は少なくなってきておりますが、
飾るのであれば、地震などで落下しないところや欄間に飾ってはどうでしょうか。
必ずここに飾らないといけない、供養にならないということはありません。
故人を拝顔し偲ぶことも供養の一つではないかと思います。