宗旨・宗派がわからない

2023年2月19日 11:43

葬儀の打ち合わせをさせて頂く際、故人様の宗旨・宗派がわからないというご遺族様がいらっしゃいます。

お寺にお墓があり、菩提寺、檀家の関係であれば、これからのお付き合いがあることが前提で戒名（法名）等も頂くので、連絡を取ることが必要です。また、お墓は霊園で、読経を決まったお付き合いのあるお寺にご依頼するとなると信徒関係になるので、連絡を取る必要があります。

ご高齢の方は、終活の一つとして、エンディングノート等に書き留めておいたり、ご家族に話をしておくことも大切です。何かを決定したり、選択する時の元になりますので、ご自身の思いを繋げることが出来ます。

ご家族様は日頃からどこのお寺様に頼んでいたかという情報を知っておき、例えば墓参の際に、寺院名や宗派等を調べておいても良いですね。お寺に当家の記録を残しておけば、定期的にお盆やお施餓鬼などのご案内もあると思いますので、とっておいたほうがいいでしょう。
まったく疎遠になり調べる方法がないというと、そのご寺院様との関係性がすでにないので、改めて、前の宗派に合わせてお寺様を選ぶか、宗派はこだわらなければ、近所のお寺にするか、お寺の場所や格式にこだわるならば、決めたご寺院様にお願いしても良いと思います。ただし、位牌を並べたり、夫婦位牌にする方もおりますので、宗派を変更する際には、以前の戒名と字数や表記の仕方が変わってしまうので注意が必要です。

実家の本家又は親戚に宗派を聞く方もいらっしゃいますが、そこまでして合わせる必要はないという当家ももちろんおります。後々後悔しないように、ご家族で相談し納得することが一番良い考え方ではないでしょうか。

余談ですが、私の実家は真言宗智山派ですが、弟は日蓮宗で出家しました。

お寺さんの探し方がわからないという方には、ご紹介できますので、お尋ねください。

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