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初めて迎えるお盆。「新盆」

2023年6月27日 09:28

お盆は地域性の習慣が強くあり、宗教宗派によっても行ったり行わなかったり、またやり方も異なりますので、神奈川県川崎市での一般的なご説明をします。

7月又は8月の13日~16日までの4日間を「お盆」といい、先祖の霊が帰ってくると言われてます。その霊をお迎えし供養する期間です。

人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを「新盆(にいぼん)、初盆(はつぼん)」と呼びます。

新盆の時には、新盆用の白い提灯(白紋天)を用意し、僧侶にお経をあげて頂き供養します。

新盆を迎えるにあたり、仏壇、仏具を清め、仏壇前に精霊棚(盆棚)を作り、または小机を置き、そこにお供え物を置きます。精霊棚(小机)の上に真菰を敷き、中央にお位牌、香炉やろうそく、お花、なすやキュウリで作った牛や馬、精進料理の御膳、団子、故人の好物、季節の野菜や果物をお供えします。

盆提灯を仏壇の脇に飾ります。新盆用の白い提灯は玄関や縁側の軒先や仏壇前等に吊るします。

先祖の霊が家に帰る際に、迷わないように盆提灯を灯し(危ないので電気にしたり、明かりをいれずにただお飾りだけにします)玄関で迎え火を焚きます。
また、お盆の最後の日は送り火を焚き、霊を送りだし、新盆の行事は終わります。

精霊棚に馬や牛を飾り、迎える時は仏壇の方に頭を向け、帰る日は頭の向きを変えます。迎える時は、馬に乗って、帰りはゆっくりと牛に乗って帰られます。

新盆用の白い提灯に限っては、今回のみですので、送り火を終えて使用後は、処分します。以前は燃やしてその灰を川に流したようですが、今は、燃やせないので、少し焦がして燃やしたことにして家庭にて処分します。

お盆にはお墓参りに行き、家族そろってご先祖様に日頃のお話し(報告)をして、1年に1度、お会いできる日を大切に過ごしましょう。

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