実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
通夜・告別式のマナー(喪服ついて / 男性用・女性用・こども用)
2014年8月27日 16:32
喪服はレンタルよりも持っていた方が良いと思います。
黒礼服でしたら今では1万円位から購入できます。レンタルでも1万円ですので。
余談ですが、葬儀があってからは新調しないということがよく言われます。なので、当社も貸衣装がよくでるのでしょうね。
戦前は白の喪服が一般的でしたが、最近では、仏事の時は礼服として遺族以外の会葬者も黒服を着ることが多いです。
戦後は物資的に白布白糸を誰でも簡単に入手するというのは難しかったのだと思います。
それに白ですと汚れますしね。
戦後の道は平らではなかったようですが、リヤカーを押して葬具を貸し出したり、棺を運んでいたそうです。
当社は親戚に寺院がおりまして、昭和初期の話ですが、葬具が足りない時は親戚のお寺からも借りていたようです。
地方によっては、家族も白装束になる地域もあったようです。
また余談ですが、当社の社員の制服はチャコールグレーです。
白い手袋とバッチはつけていますが、黒服だと手を前に組むと後姿では一般の会葬者と見分けられなくなるので、色を変えてお客様から一目で葬儀スタッフとわかるようにしています。また社員の動き方も良く分かりますので。
さらに今は、当ホールでは薄いグレーから薄いイエローの制服にしました。もっとよく分かりますので、お客様が声を掛けやすいと思います。
弔問をする際の正式な服装は、男性の場合は、通夜葬儀と今は黒の礼服が多いです。(黒いスーツの方もいらっしゃいます。)黒い靴、黒いネクタイ、白いワイシャツ、黒い靴下です。当然ながら仏式では、数珠は必ず忘れずに。
女性の場合は、黒のワンピースにジャケット、黒のスーツが多いです。ストッキングも黒です。会葬者の方の和装はお見かけしません。
子供の服装は、喪主側であっても会葬者側であっても同じで、制服があれば制服が無難です。もっと小さい子でしたら、白いシャツに黒か紺の短パン、パンツが多いですかね。お子様の場合は、派手な服装ではなく、地味な服装で弔意を表せば良いと思います。
<関連ブログ>
・通夜・告別式のマナー(喪主側の喪服と、弔問者の喪服・バッグや小物の色・メイクについて)