実際の葬儀を担当している中原屋 原敏之が綴る、お葬式情報ブログ。
新盆供養
2024年6月21日 12:11
7月又は8月13日~16日までの4日間を「お盆」といい、ご先祖様の霊が帰ってくると言われています。帰ってこられる霊を迎えて供養する期間が「お盆」。故人が亡くなられ初めて迎えるお盆を「新盆(にいぼん)」「初盆(はつぼん)」と呼びます。
新盆と通常のお盆と何が違うのでしょう。
新盆は故人が仏様になって初めて里帰りをしますので、普段のお盆より丁寧な供養をします。
新盆の時に限り、清浄無垢の白で御霊をお迎えする意味から白い提灯(白紋天)を飾ります。
ろうそくを入れて灯すというのは、大変危ないので、今は、提灯だけを飾る、またはLEDライトを灯すようにするご家庭が多いようです。
最近では、はじめから絵柄のついた綺麗な提灯を用意する場合もあります。
白紋天は1回しか使えませんので使用後は、少し焦がして処分します。
新盆においては、親戚や友人知人を招いて法要、食事を行ったり、家族だけで集まり法要を行ったりします。服装は家族だけでしたら、派手な服装でなければ良いと思います。親戚、知人等を呼ばれるようでしたら喪服を着用された方が良いでしょう。
いらした方にご仏前を頂いたら、「志」として不祝儀で使用される品物(お茶、綿製品、お菓子等)をご用意されても良いでしょう。食事などの用意の際は、事前の案内で人数の把握をしますので、返礼品の数も含め把握できます。
また、伺う方側でしたら、故人様との近い度合によりますので、1万~3万くらいお包みされているようです。ご仏前として品物やお花を用意される方もいらっしゃいます。
ご寺院に依頼して自宅にお招きしたり、ご寺院は呼ばず家族だけで新盆を迎えても良いと思います。お盆の時期に合同供養祭を行っているご寺院もあるようですので確認して、ご寺院に行かれて供養されても良いと思います。寺院の御礼はそれぞれですので、ご寺院にお伺い下さいませ。「お布施」「奉納」「上」で下に「〇〇家」で良いと思います。
また、家族で墓参してご供養してください。
上記が一般的な流れですが、まさに仏教でいう「前後左右無し」。絶対こうしないとならないという決まりはありませんので、家族で相談して供養してください。